開業10周年を迎えて
4月 1日
当事務所は、2014年4月1日現在地において開業いたしましたが、このたび、開業10周年を迎えることができました。これもひとえに地域の皆様に支えていただいてのことと御礼申し上げます。
現在、日本では、物価の高騰が続き日常生活が苦しくなりつつある中で、国会議員の裏金問題などによって、政治不信が高まっている状況です。「全国民の代表」である国会議員は、より高いレベルでの規範意識を兼ね備えるが必要があるはずですが、現状では残念ながらそうはなっていない模様です。
さて、当事務所の事件処理について、前年度を振り返りますと、破産事件と後見事件が増えたなという印象です。前者については、コロナ後も企業の業績が回復しなかったという事例に加え、後継者がいないことをも原因とする事例が散見されました。また、後者についても、本人の財産管理をすることができる頼れる親族がいないという事例が増えているように思われます。
長野県の人口が200万人を割り込んだというニュースがありましたが、今後も人口減少に起因する事件処理が増えるのかもしれません。
ところで、当職は、昨年から「合気道」を始めました。インターネットの発達によって移動の機会が減り、コロナ禍によって体を動かす機会が減ったことをも踏まえ、少し体をほぐすという程度の軽い気持ちで合気道を始めましたが、とても面白い武道であると感じています。体を動かすと、よく眠れ、翌日頭もすっきりするため、仕事にもいい影響が出ているとも感じています。
今年度も、当職は、「迅速に、そして丁寧に」という当事務所の理念に立ち返り、依頼者のために精一杯事件に向き合う所存です。引き続きのご愛顧をお願い申し上げます。
弁護士 福本昌教