疾風に勁草を知る
6月 9日
みなさん,こんにちは。弁護士の福本昌教です。
突然ですが,表題の成語は,後漢の光武帝劉秀の言葉として知られています。すなわち,劉秀が即位する前,困難な状況に陥り,従ってきた人間が次々と離れていった際,従軍していた王覇という人に話した言葉で,「激しい風が吹いてみて,強い草が分かる」という意味です。そこから転じて,「困難に遭って初めて人の意志の強さが分かる」という趣旨の言葉とされます。
さて,現在の日本の状況に目を向けると,新型コロナの影響で今後経済はさらに悪化する可能性が高く,企業や商店も厳しい経営を強いられることとなるでしょう。残念ながら,場合によっては,倒産する会社も多く出るかもしれません。そのような中,従前蓄えた体力でこの状況を乗り越える会社もあると思います。また,アフターコロナを見据えて,業態やターゲットとする顧客層を変革し,生き残りを試みる企業もあるでしょう。 今回のコロナ禍において,本当に必要とされるサービスを提供する企業が生き残る,まさに疾風にして勁草を知る状況かなと思い,このブログを執筆しています。
法律事務所も例外ではないと当職は考えています。篠ノ井地域をはじめ長野県のみなさまが真に必要とする法的ニーズに応えるべく,当事務所は,引き続き執務に全力を尽くし,「勁草」となっていきたいと思います。引き続きご愛顧のほどよろしくお願いいたします。